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一人親世帯の貧困率は54・3% 先進国中最低

2009/12/11

日本政府として初めて公表された日本人の相対的貧困率は15.7%だった。予想はされていたことであるが、「国民の6・4人に1人が貧困」という実態は、貧困対策が待ったなしに状況にあることを浮き彫りした。中でもシングルマザーなどの一人親家庭の貧困率が54・3%と高いことがわかった。10月末に拓かれたセミナーで釧路市のシングルマザーを含めた「生活保護世帯」への支援策を聞いた。子供を含めた家族の生活全般に関わることなしには、就労支援までは難しいことを知った。岩手高齢協でも、母子家庭向けのヘルパー講座に取組んでいる。単なる資格付与ではなく、就労そのものをどう支援することができるか、協同労働の社会的意味がそこにある。就労支援そのものに関わることから、高齢協の様々な力量を向上させてゆきたいと思う。

 


[毎日新聞・11月14日]

貧困率:母子家庭など一人親世帯で54.3% 厚労省調査

母子家庭などの一人親世帯の相対的貧困率が06年時点(07年調査)で54.3%だったことが厚生労働省の追加調査で分かった。03年時点は58.7%で、経済協力開発機構(OECD)加盟30カ国中最悪だった。やや改善されたとはいえ、依然、半数以上が貧困状態で、先進国の中で最悪の水準だ。

相対的貧困率は、国民一人一人の所得を順に並べ、真ん中の人の所得額(中央値)の半額(貧困線)に満たない人の割合。06年時点で、中央値は228万円、貧困線は114万円だった。

厚労省は10月20日、政府として初めて国民全体の相対的貧困率を発表、06年は15.7%だった。追加調査では、子供がいる現役世帯(世帯主18~64歳)のデータを拾い直した。その結果、子供がいる現役世帯の相対的貧困率は12.2%で、大人(18歳以上)の数で分けると「大人が2人以上」は10.2%、「大人1人」が54.3%だった。

山井和則厚生労働政務官は「大人1人の家庭は母子家庭が多い。子を抱えて正社員になれない中、貧困状態の脱出が難しくなっている」と分析した。
 母子家庭の当事者団体、NPO法人「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」の赤石千衣子理事は「政府は数字を出したのだから『ゆゆしき事態』と認識し、行動計画をたててほしい」と話した。

【佐藤浩】

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